施設での薬の取り扱いに気を付けよう

介護施設を利用している人の中には、薬を服用をしている人もたくさんいます。処方されている薬は、利用者によって異なるため、間違えないように気を付けることが重要です。服用のタイミングは人それぞれ。食前に服用する人もいれば、食間や食後に服用する人もいます。また、寝る前に薬を飲むよう医師から指示されている人もいるでしょう。そのため、利用者ごとに、どの薬が必要で、どのタイミングで飲まなければならないのかを事前に把握しておく必要があります。

利用者の薬を間違えてしまうと、命の危険にかかわる事故につながるケースもあります。そのため、しっかりと確認して、間違いを防ぐことが重要です。1人で確認していては、間違えていることに気づかないことも十分に考えられるので、2人以上で確認し、その都度、利用者に薬を飲ませるようにするのも良いでしょう。また、食前・食間・食後と服用のタイミングごとに利用者の薬を分けておくとのも1つの方法。予め飲み忘れを防止するのに最適です。その際は、他の利用者と薬が混ざらないよう、個別に薬を袋に入れておくことトラブルの予防にもつながります。誰の薬かわかるように、利用者の名前を袋に大きく書いておくのもおすすめです。

利用者に薬を飲ませる担当が複数いる場合は、薬を重複して飲ませてしまうことが起こるかもしれません。そのため、日付と飲むタイミングを記したチェック表を用意し、わかりやすい場所に貼ってその都度チェックするように徹底することも良いでしょう。